税理士試験 【名古屋市天白区の税理士ブログ】

理マス
当時の理マス

名古屋市天白区の税理士 彦坂です

ひとり経営者、フリーランス・個人事業主の方など
年商1億円以下のスモールビジネス専門の税理士として活動しています。

先日、友人が晴れて税理士登録をしました。

税理士試験を終えてから大分経ちますが
僕も未だに税理士試験が行われる8月初旬は試験を思い出しますし

毎年12月頃の合格発表では

僕は受けていないのに、未だに自分事にどきどきしています。

税理士試験は年によって合格率もバラバラ、模範解答もありません。

今回は僕の受験歴を振り返ってみたいと思います。
諦めかけている現役受験生の方の参考になれば嬉しいです。

今回の内容

僕の税理士試験の受験歴

年数受験科目結果
1年目簿記論・財務諸表論簿記論〇・財務諸表論A
2年目法人税法・消費税法(受験断念)法人税法A
3年目法人税法法人税法A
4年目法人税法法人税法A
5年目法人税法法人税法A
6年目財務諸表論・法人税法財務諸表論〇・法人税法〇

【1年目 簿記論合格】

僕は税理士試験の受験資格がなかったため
日商簿記1級の勉強し、受験資格を得てから、税理士試験の講座に申し込みました。

そのため、周りの受験生よりスタートする時期が遅れましたが
簿記1級の勉強が役に立ち、わりとスムーズに学習を進められました。

とは言っても、暗記が苦手だった僕は
財務諸表論の暗記に苦しみ(今後待ち受ける税法の暗記は比にならないことを知る由もない…)ました。

【2年目 法人税法不合格】

この年は、法人税法と消費税を勉強。
直前期まで何とか2科目続けましたが、法人税法の膨大な学習量に圧倒され、法人税法1本に絞って受験。
結果A判定で不合格でしたが、何とか理論の理解と暗記も板についてきたので、来年こそという感じでした。

【3~5年目 法人税法不合格】

ここは暗黒期です笑
ちょうどこの時期は試験委員が変わり、法人税法の科目が荒れた時期でもありました。

5年目は全国模試で上位2%
出勤前・退勤後・休日も気を抜かずに勉強してきた自負がありましたが
不合格。
届いた結果通知を車の中で開き、涙したのを覚えています。

努力は報われると思ってきましたが

努力が足りていないから受からないのか
そもそも自分には無理なのか…

この年の結果発表を受け
このまま試験を受けるのか
経理に転職をしようか
本気で悩みました。

受け続けても報われる保証はなく
でも、これまで勉強してきたことを考えると
諦める決断も採りづらい。
続けるにしても撤退するにしても
どちらの選択も勇気が伴いました。

【6年目 財務諸表論・法人税法合格】

5年目の結果発表後、色々と考えましたが

受験資格がない状態からここまで勉強を続けた自分を裏切りたくない

という思いに至り、最後の受験と決め、挑みました。

5年目についても
これ以上できないという程に仕事以外の時間は勉強に費やしてきたつもりでいましたが
その先の世界があることに気づかされた年でした。

結果、財務諸表論は全国模試上位2%・法人税法は全国4位となり
本試験も無事合格。
法人税法の計算問題では
大原・TACの全国模試、本試験の3つ全てで44/50点という奇妙な体験を笑

税理士試験を振り返って思うこと

いかがでしたでしょうか?

ストレート合格は簿記論だけですし、僕の受験歴はお世辞にも誇れるものではありません。

要領の良い方であればもっと早くに合格できたと思います。

ですが
こんな僕でも諦めなければ合格することはできました。

6年間を振り返ると
今は諦めなくて良かったと思えますが

5年目で受験を諦めていても不思議でなく
本当に紙一重だったと思います。

ですが
諦めずに税理士になることが、必ずしも幸せと直結することではありません。
犠牲にしたものもたくさんあります。

それでも
税理士を目指したいという方は
「あと少しだけ」頑張ってみるのも良いかもしれません。

僕自身も開業1年目で上手くいかないこともあって凹んだりもしますが
これは通過点だと思って自分を信じて頑張ってみようと思います。

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