税理士試験 直前期の勉強
名古屋市天白区の税理士 彦坂です。
ひとり経営者、フリーランス・個人事業主の方など
年商1億円以下のスモールビジネス専門の税理士として活動しています。
今年の税理士試験は、8月8日~10日の日程で行われます。
残すところ、あと2か月余り。
働きながら受験される方は
GW辺りから追い込まれていることと思います。
税理士試験受験生の方にもブログを読んでいただけているようなので
参考になればと思い、今回のブログを書きました。
今も使っているアプリに、当時の勉強記録が残っていたので
この記録を例に
どのような時間の使い方をしていたかを振り返ってみたいと思います。
少しでも現役受験生の参考になれば嬉しいです。
当時の状況
当時の状況は、正社員として税理士事務所に勤務。
いわゆる税理士補助者として、関与先の月次処理、給与計算、決算申告業務を行っていました。
勤務時間は、基本的には、9時から18時。
事業会社と同様の勤務時間かと思います。
受験の状況としては、合格科目は、簿記論のみ。
法人税法は受験5回目のベテラン受験生に。
この年の受験で3科目合格にならなければ、税理士試験の撤退を決めていたので
1年目に不合格となった、財務諸表論も受験することにしました。
勉強時間
上の画像を見て、大した時間でないと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、勉強開始・終了の都度で記録していたため、密度は濃いと思います。
働きながらの2科目受験だと、おそらくこれくらいが合格者の平均になってくるのではないでしょうか。
僕の場合、週に40時間以上を目安の勉強時間にしていました。
40時間の内訳としては
平日4~5h、土日10h
といった感じです。
平日は
出勤前2h,昼休み0.5h,退勤後1.5~2.5hで時間を捻出していました。
もちろん
勉強時間が必ずしも合否に直結しませんが、凡人の僕はこれくらい時間が必要でした。
ブログを見て頂いている皆さんは
基礎学力が僕より高いと思うので、ひとつ勉強時間という面での参考になればと思います。
勉強内容
2科目合格以外は考えなかったので、科目の偏りにも注意しながら勉強しました。
(上の画像を見て頂くと、おおむねその様になっているようです。)
財務諸表論
速習コース(TAC)で受講しました。
【理論】
税法の暗記を経験すると、文章自体の暗記は苦ではないので、理解を優先しました。
【計算】
個別問題集などは手を付けず、総合問題を中心に何度も回転させました。
間違いノート作りは時間がかかるため
スマホで間違えた箇所の問題文と解答を撮り、即席間違いノートとしていました。
これは法人税法も同様です。
法人税法
こちらもTACの上級コースを受講しました。
【理論】
忘れないことを意識して、朝と晩の2回で回転させていました。
当時、90題くらいだったので、3~4日で1回転を意識。
仕事の移動時間は貴重な暗唱タイムでした。
定期的に暗記精度の確認にも時間を使いました。
手書きだと時間がかかるため
パソコンやスマホに打ち込んでいました。
また、法人税法はベタ書きだけでは対応できないため
理論ドクターを使った柱挙げと条文を使った文章作りを練習しました。
【計算】
こちらは総合問題だけでなく、個別問題もかなり解きました。
個別問題では
計算のスピードと正確性を意識。
間違えた問題は付箋をつけ、翌日必ず解き直しました。
総合問題では
自分の解き方の型を身に付けました。
(まず、租税公課を拾う等、点数を確実に積み上げていく)
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
試験は年に1回。
少し手を抜いてしまったが故に、合格が来年以降に持ち越しではもったいないです。
苦しくても、今年やりきって今年合格しましょう。
この記事が少しでも現役受験生の参考になれば嬉しいです。